「ムパタ・サファリクラブ」に泊まりたい!

私の好きな作家の一人が伊集院静。
彼のエッセイから伝わってくる彼そのものにも共感するし、彼の小説(フィクション)の世界も好き。
中でも私が一番好きなのは、「瑠璃を見たひと」という彼としては少し異色かもしれないファンタジー小説。いえ、私がファンタジー小説好きかどうかは別として、というか、今回この小説については全く関係ないので無視して先に進めよう。

やられた・・・。
それが私の第一声だった。

伊集院静のアフリカの手(改題:アフリカの絵本)を読んで以来、ケニアに行ってみたいと思っていた。実に単純な自分がイヤになるんだけど・・・仕方ない。(笑
しかも、ただケニアに行くのではなく、「ムパタ・サファリクラブ」に泊まってみたかったのだ。
そう、小説の中で黒田十三氏が築いたアフリカの自然と共存する夢のロッジは実在する。

その「ムパタ・サファリクラブ」に、なんと私の友人がこの夏予約を入れたというのだ!
聞くと、彼女は小説を読んだわけではなくテレビを見てその存在を知ったとのこと。そして、このロッジは元々会員制だったのだけれど、どうやら最近一般客の予約も受け付けるようになったらしい。
私にしてみれば、小説も読んでいないのに・・・許せん!ってなわけで、抗議をしてみたものの、そんなの負け犬に遠吠えのようなものというか、そもそも許せる許せないの問題ではない。(笑
仕方がないので(何が?)、出発までに私が持っている本を貸してあげることにした。

ところで、私がこのロッジに泊まってみたい理由って、よく考えてみたら、ケニアそのものにあるというよりは(いえ、それももちろんあるけれど)、この小説の主人公への私自身の思い入れなのかもしれない。
彼が夢見た世界というか、その夢をひたすら彼の情熱で実現した世界を実際に見てみたいという気持ちなんだと思う。

ま、どうであれ、実際にそのロッジに泊まった彼女から土産話を聞く日が今から楽しみ♪
私は、、、まだしばらく、ケニアまでは辿り着けそうにないので。

Posted by lin : 2004年05月14日 22:30

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