雨跡
以前から水たまりを撮るのは好きなのだけれど、「アジアンタムブルー」を読んで以来、水たまりを見るとこの本を思い出して切なくなる。
主人公の彼女が写真家で水たまりばかり撮っていたから。
その彼女はガンで死んでしまうのだけれど、その逃れようのない死を静かに受け入れていくふたりの姿に、私は思わずボロボロ泣いてしまった。(ちなみに、「世界の中心で・・・」では泣かなかった女>私)
ある意味、それは私の理想的な「死に方」なのだけれど、
反対に私が後に残される彼の立場であったなら、、、私は果たしてあれほど強くいられるのだろうか?
優しくあるためには強くなければ...、というより、優しさが人を強くするのだろうか?
そんなことを考えてしまう。
Posted by lin : 2006年05月20日 23:55